内藤とうがらしとは、江戸時代に現在の東京周辺で栽培されていたトウガラシの1種。いわゆる江戸野菜の1つにも数えられる。
内藤とうがらしは地域ブランドとして確立されていましたが、やがて新宿宿場の繁栄の中で、畑がなくなり、新宿から唐辛子の栽培がなくなりました。
七味唐辛子で有名な「やげん堀」でも使われていたそうで、江戸の食文化を支えた名産品の一つのようです。

■約400年を経て現代に復活

スローフード江戸東京の呼びかけに応え、新宿区内各所で復活プロジェクトが進められている。
復活のために当時の種を探し、発見。数粒の種を山梨の畑で隔離栽培し、固定種に育てることに成功しました。
2013年には伝統の「江戸東京野菜」に認定され、内藤とうがらしはブランド野菜として復活を遂げました。

7.東京都浅草/やげん堀

■やげん堀 新仲見世本店
〒111-0032
東京都台東区浅草1-28-3

■やげん堀 メトロ店
〒111-0032
東京都台東区浅草1-32-13

創業寛永二年(1625年)380年以上も続く浅草の老舗七味唐辛子店です。
薬研堀(やげんぼり)は、今から三百余年前「寛永二年」初代からし屋徳右衛門が 江戸両国薬研堀において漢方薬からヒントを得て七味唐辛子を売り出しました。

■名前の由来は?

今の東日本橋一丁目が、以前の日本橋薬研堀町であり、元々、この辺りの堀の形が「薬研」という、薬を潰す道具に似ていたのでそう呼ばれるようになったと言われています。

■一番人気は中辛

ちなみにお店へ行くと、自分の好きな調合でオリジナル七味を作っていただけます。個人的には、大辛、山椒多めがオススメです。

8.京都府清水/七味家本舗

■七味家本舗
〒605-0862
京都市東山区清水2丁目221清水寺参道

京都にも360年前から唐辛子を販売する老舗店があります。

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